進学の時期が近づいてきましたが、チーム選びに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
すでに、チームを選び上のステージで活動を始めている選手もいるのが現状だと思います。
私も、自身の子供たちが、中学や高校に進学するする際には子供たちと共にいろいろ思案したものです。そして、今ではクラブチームの運営側としてかかわっている経験の中から、出来るだけ後悔の無いチーム選びが出来るよう、判断基準の参考に加えていただければと思います。
後悔のないチーム選び
部活動やクラブチームのメリット・デメリット
今では、子供たちのスポーツ環境も発達し、学習塾の様にスポーツ塾に通う選手も多くいると思います。また、中学校での部活動は、教員の働き方改革により部活動の活動に制限が掛かっている地域もたくさんあります。中には、単独校で活動できなくなり隣の中学校と合同でチームを組んでいるところもあるようです。
中学校の部活動のメリットは、学校の活動であることです。
学校で活動するため、練習は放課後にすぐ始まれる、そして、夜遅くなることがない。つまり、無駄な移動時間や活動時間が短いため、生活リズムは崩れにくいことが挙げられます。
また、多くの生徒が参加できるよう費用もクラブチームに通うよりは安価で済むところが多いと言えます。
しかし、競技志向の強い選手には、物足りなさを感じてしまうのではないでしょうか。中には、顧問の先生がその競技を未経験である可能性も全くないとは言えません。
その点、クラブチームでは、指導スタッフは専門的に経験していた方が行っていて、運営もしっかりしているところが多いと思います。
また、ライバルが大勢いることも本人のやる気に良い影響を与えることでしょう。
そして、クラブチームのメリットとして進学に有利になることが挙げられます。
チームによっては、名門高校とパイプがあるなどという評判も聞かれる方が多いと思いますが、実際にスカウトが観に来ることはもちろんあります。
ただ、注意してほしいのは、全員にスカウトが来ているわけではありません。
特定の選手を見に来ていてほかの選手も見えているというのが本当のところだと思います。
デメリットというかは各個人の受け取り方になりますが、費用面・夜遅くなる可能性を含め生活リズム・学業との両立と壁はあります。
どうしてそのチームを選ぶのか
・そのチームに行きたい(行かせたい)
チームを選ぶときに、どうしてそのチームを選んだのかよく考えてみてください。
中には、「親がどうしても行かせたかった」とか「友達が行くから自分もそこでいいかなぁ」なんて話がよくあります。これが一番、成功しにくいパターンです。
当然、費用面や送迎の都合で望むところに行けないなんてこともあるとは思いますが、親が高望みし過ぎる場合、子供たちの成長を邪魔しているケースも見受けられます。また、本人に高みを目指す意思がなければ当然伸び悩みます。
自分で行きたくなかったところだからと途中で投げ出す選手も中にはいます。
本人がそのチームで頑張りたい!そう思えるような選び方をした子の方が結果が出るケースが多いです。
・そのチームの何がよかったのか
チームを決めるときに、そのチームの何が良かったのかもう一度考えてください。
体験会が面白かったとか、有名チームだからとかは危険です。特に体験会では、お客様を迎えての接待になっている場合があります。そうであれば面白くて当然ですよね。有名な強豪チームだからというのもよく考えてください。地元の小学校でトップクラスなんてレベルではは、足りないチームもあります。ベンチで3年間なんて中学生には早すぎます。より多くの公式戦での経験を積ませてあげるのが大切な時期です。
小中学生の成長は、個人差があります。おくての子は、中学生の後半から体力がついてくる選手もいます。逆に小学生のうちに一気に成長し中学校に上がってからは止まってしまったなんて選手もいます。大半のスポーツは、体力が大きなハンディキャップになります。自身の成長を考えながらチーム選びをしましょう。
しっかりとした未来ビジョンは見えているか
選んだチームでどういうステップを踏み、その後につなげるのか?
その先のことを想像してみてください。大きな夢を膨らませる方も多いと思います。
大きな夢を持つことは、とても大事なことだと思います。次にその夢の過程を少し細かくイメージしながら、選んだチームでどのように活動してくべきなのか考えてください。
例えば、チームメイトと切磋琢磨し夢の舞台を勝ち取るのか、さらにその先にプロをも見据えるのか。
どこの所属となっても、いつまでも夢を追える選手は輝いています。
その未来に向かって、選択したチームが利用価値があるのか無いのか。チームによってそれぞれ得て不得手があるはずです。
自分の将来に役立てるチームを選んでください。
自分にあったチーム選び
最後に、活動するのは選手です。
保護者の夢を押し付けるのは、選手の成長を妨げます。遠くから見守り、育成は指導者に任せるのも大切な時期です。『親離れ。子離れ。』
また、時にはほめてあげるのも大切です。子供たちは指導者に注意され家に戻っても注意されではつぶれてしまいます。大切なお子さんの成長を温かく見守ってあげてください。
そして、卒業するときにこのチームで良かったと思えるチームを選んでください。
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