中学生硬式野球チームでの保護者の協力とは

教育部門の話

保護者協力の依頼はある

クラブチームでは、保護者に協力を求めることもたくさんあると思います。

強制的に要請されるチームもあれば、任意もあり、中には参加できない場合に金銭で負担をさせるチームもあるようです。

今回は、クラブチームの保護者協力について話をしたいと思います。

チームが求める保護者協力

①審判員

私が保護者時代に最も嫌だったのが、審判の協力でした。

きわどいプレーの後は周りがら見てる人の目が気になってしまったり 子ども達へのジャッチ一つでその子の選手生命を左右してしまわないか?

このコースをボールとジャッチするとピッチャーが迷ってしまうかも・・・ ストライクとするとバッターの感覚が狂うかも・・・

実際に、子ども達はその都度修正できるし、自分のゾーンを変えなければ そんな取り越し苦労はいらないのに悩んでました。

その中でも、特に嫌だったのが試合後のミーティングでした。

先輩審判員にダメだしされてかなりへこんだこともありました。

こんなことを書くと皆さんのやる気を削いでしまいそうなのですが、

あくまで私個人の話です。

私はどちらかというと、指導や運営を行っていましたので審判経験は少ないです。

常に審判をしてくださったいる皆さんは、経験でどんどん上達し苦なく審判を楽しんで いらっしゃる方々も見受けられます。

少年野球時代から審判をされている方にとっては、さほど難しいことではないでしょう。

【一番近くで選手を見れる】【子ども達の生の声を聴ける】審判の特権だと思います。

機会があれば、ぜひ、チャレンジしてみてください。

②お茶当番

最近各チームでも廃止したりしながら保護者の負担軽減に取り組んでいる一つに、お茶当番の制度があるかもしれません。

ただ、未だに輪番で当番を設け数人でグランドに待機し、指導者やスタッフその他関係者にお茶を出したり、お弁当の手配をしたりしてもらうケースがあると思います。

特に、グランドで選手に何かあったときに選手の父兄に連絡したり、ちょっとしたことであれば、アイシングや応急処置の手伝いなどもお願いしているケースもあるでしょう。

お茶当番は、指導者に近づける数少ないチャンスの場合もあります。

グランド内での見学が認められないチームなどにとっては、子ども達をまじかで見る数少ない機会になります。

月に数回なら、チャンスととらえる心構えで対応しましょう。

うちのチームでは、5年前に廃止となりスタッフがその役目を担っています。今後はさらにそう言うチームも増えるかもしれません。

③アナウンス

公式戦やオープン戦でのアナウンスは、お母さん方にお願いしているチームが多いと思います。

入団当初は、何を言っていいのか?どのタイミングで言えばいいのか? 恥ずかしいやらなんやらで、とても初々しくアナウンスされているのを見かけます。

実は、会場によってはアナウンスが聞こえないところも多くみんなよく聞いていません。

思いっきりやった方がいいです。

チームには専属のアナウンス嬢がいるところもあるかもしれませんが、アナウンスはお母さん方の見せ場です。

自分のお子さんの名前をコールしてあげてください。

大舞台で、お子さんの名前をコールできるのは、ごくわずかな機会しかありません。

結局的に挑戦する方を私は応援しています。

④大会のサポート

試合では、審判・アナウンス以外にも協力を依頼する場合があります。

例えば、スコアボードやボールがグランド外へ飛んだ時の笛など試合進行だけでも数名お願いすることになります。

その他、駐車場案内や会場準備など保護者に依頼することもあるかもしれません。

これらも、チームにとっては貴重な力です。

都合が合うのなら、協力しましょう。

⑤専用グランドの整備・手入れ

自チーム専用グランドを持っているチームの一番の課題は、グランドの手入れだと思います。

夏になれば草が伸び、雨が降れば水たまりを排除し、乾けば水撒き、フェンスや屋根が壊れれば補修して・・・ 河川敷では、浸水被害に対する改修などもあり得ます。

専用グランドは、チームがグランドを管理しなければならないので、保護者の協力は必須だと思います。

中には、外注や歴代の先輩保護者などで対応しているチームもあります。

不安な場合は、入団前に確認しておきましょう。

公営球場を借用しているチームや遠征中心のチームは、この手間は半減するはずです。

⑥選手の送迎等

専用グランドが無いチームには、グランド借用費や遠征費が余計に発生するケースが多いです。

また、遠征や施設が毎回違うとなると、送迎も大変になってきます。

土日の方が早起きだ!よくある話ですが、専用グランドが無いチームでは、毎週そうなる可能性があります。 遠征先が遠ければ、ガソリン代・高速代なども別途加算されます。

コロナ禍以降、現地集合・現地解散のチームも増えてきています。

そう言ったことも検討項目に入れてチーム選びをするようにしましょう。

その他のルール

見学に対する規制を作っているチームもあります。

練習日は、グランドに必要ない保護者を入れない、練習を公開しないなど強豪チームに見られます。

確かに選手が必死で練習しているグランド周りで、たばこを吸ったり大声で笑っている保護者も見られます。

指導者は、やりにくいですね!心当たりがある方は、注意してください。

また、試合の応援についても決まりがある場合があります。

上級生は上の席で下級生は下の席とか、この試合は応援着を統一するとか、応援着でコンビニなどに入らないとか・・・ チームからの指示以外に、父母会独自で定めているケースもあるでしょう。

お局様的な父母会長夫人が、細かく指導してくれるチームもあるかもしれません。

朱に交われば・・・というように、チームに入ったからには、チームのルールがあります。

乱さないようにするのが、親としての定めですね。

父母会用グッズ

選手のチーム用品のほかに、保護者用のグッズもたくさんある場合があります。

ジャンパー・Tシャツ・帽子などのほかにも、バックやタオルなど夫婦でそろえると多額の出費になるケースがあります。

見学に行ったときなど、おそろいのものを持っている先輩をチェックしながら、想定することも必要です。

まとめ

協力は任意と言われても、協力ができないと居づらくなることも考えられます。

積極的に参加することで、自分の居場所ができるほかに子ともにとっても環境が良くなることが考えられます。

指導者も人間です。基本的にそのことで差別しないとしても、全く同じ条件の選手どちらかを選べとなった場合を想像してみてください。

区別するものが無ければ、保護者の顔が浮かぶこともあるでしょう。

逆転することはないとしても、同じなら・・・ そう考えても自身の子どものためにもつながります。

中学でのクラブチーム活動は、たったの2年半です。

協力できることは全力でバックアップしてお子さんを盛り立ててください。 入団前によく確認し、ご自身ができることできないことをよく考えて判断しましょう。

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